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糖尿病とは
血液中に含まれるブドウ糖(血糖)が増えてしまう病気を「糖尿病」といいます。現在では成人の10人に一人の割合で糖尿病と診断されています。糖尿病には大きく分けて、「1型糖尿病」と「2型糖尿病」の2種類があります。
糖尿病の原因
糖尿病は、血糖値を調節するインスリンというホルモンの働きが低下し、血液中のブドウ糖が正常な値を超える高血糖状態が続くことによって生じます。また、糖尿病を引き起こす原因には、複数の要因が関与していることが多いとされており、1型糖尿病と2型糖尿病では原因が異なります。
1型糖尿病
免疫系に異常が起こり、膵臓がインスリンを分泌できなくなることによって発症します。1型糖尿病は、インスリンの分泌極度に低下する、もしくはほとんど分泌されなくなるため、生涯にわたってインスリン注射が必要となります。
2型糖尿病
生活習慣の影響などにより、体内のインスリンが効きにくくなる「インスリン抵抗性」が起こることによって発症します。中高年以降に発症することが多く、生活習慣病と強い関係があります。
このような生活習慣はありませんか?
- 運動不足
- 過食
- バランスの偏った食事
- 喫煙
- 飲酒
- ストレスを感じる
- 肥満
など
これらの生活習慣は糖尿病の要因とされています。
糖尿病の症状
2型糖尿病の場合は、初期症状がほとんど現れないため自覚症状がありません。重度になってから初めて気づく人も多いため、健康診断による早期発見が欠かせません。
糖尿病の症状
- 皮膚の乾燥、痒み
- 喉が渇く
- 食欲増進
- 体重の減少
- 手足の痺れ、チクチクとした痛み
- 感染症によくかかる
- 頻尿
- 疲労感
- 目がかすむ、視力の低下
- 性機能の問題(ED)
- 皮膚の傷が治りづらい
など
糖尿病の治療法
2型糖尿病の治療法は主に「食事療法」「運動療法」「薬物療法」の三つを組み合わせて治療を行っていきます。1型糖尿病の場合は、薬物療法で治療を行います。
食事療法
食事療法では、血糖値のコントロールを目的とし、炭水化物、脂質、タンパク質などの栄養素のバランスを改善します。一般的には、低GI食品や食物繊維が多く含まれた食品を選び、糖質や炭水化物、脂質の摂取量を制限することが推奨されます。また、食後の血糖値の上昇を抑えるために食事の量やタイミング、食材の組み合わせなどを工夫することが大切です。
運動療法
運動療法は、血糖値のコントロールや体重管理、心血管疾患の予防などに効果があります。一般的には、有酸素運動を取り入れた運動を1日20分ほど行うことが推奨されます。ただし、身体状況や合併症に応じた運動量や種類を選ぶことが重要です。
薬物療法
薬物療法で投薬される薬は糖尿病のタイプによって異なります。1型糖尿病の治療にはインスリン注射が主な方法であり、2型糖尿病の治療には、内服薬が使用されます。
糖尿病の治療・相談は
泉大津市の助松団地診療所では、糖尿病をはじめとする生活習慣病の予防と早期発見に取り組んでいます。健康診断による細かな検査とヒアリングで、生活習慣病から患者さんの健康をしっかり守ります。
糖尿病や生活習慣病にお悩みの方は、当院までお気軽にご相談ください。