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院長インタビュー
泉大津市にある「助松団地診療所」は、開業50年以上の歴史あるクリニックです。
珍しいその立地とネーミングの誕生秘話には、
昭和の時代背景と先代である父の存在をなくしては語れません。
今回は現院長である吉本佳子医師に、ご自身の背景と医療に対する信念を伺ってみました。
01医師を目指そうと思われたきっかけを教えて下さい。
私は医師の父親と看護師である母親の元に生まれました。
医療に従事している両親の元で育ったこともあり、私が医療の道へ進むことはごく自然な流れであったように思います。
また、薬剤師を目指していた姉の姿を間近で見ていたことも、医師としての道へ進むきっかけになったと思います。
02この地域で開業されたきっかけは?
私にとってこの場所は、患者さんとの思い出だけでなく、家族との思い出もたくさん詰まった場所です。
助松団地診療所は、私が1歳の頃に父親が始めたクリニックで、実は50年以上の歴史があるんです。
昭和後期の時代、子どもを持つファミリー層が多く住む団地エリアに、唯一の診療所として初めて開業したそうです。当時は看護師且つ助産師である母も、この場所で父と共に地域への医療サポートを行っていました。
診療所の間取りが少し変わっているのも、当時の名残りですね。よく、クリニックの名前や場所から団地の住人専用の診療所であると勘違いされるのですが、全くそんなことはありません。
助松団地診療所は、団地の住人以外の方にも利用いただけるクリニックであり、ごく普通の町なかにあるクリニックと同じですよ。
03診療を行う上で大切にしていることは?
患者さんの将来を見据えた医療サポートを前提とし、できるだけ薬に頼らない治療を大切にしています。
そのためには、一人ひとりの患者さんに対するコミュニケーションがとても重要です。例えば、健康診断の結果で異常が見つかった患者さんに対しては、普段の生活についてのヒアリングを行い、生活習慣を見直すのためのアドバイスをしています。
「調子が悪ければ薬を飲めばいい」といった考えではなく、まずは患者さんの日々の不摂生にフォーカスした診療をします。
よく、ご年配の方で1日に何種類もの薬を服用している方もいますよね?一つの症状に対し、一つの薬を飲むとなると将来的に常用する薬の数は延々と増える一方です。そのようなことにならないための、一つ先を見据えた診療を大切にしています。
04医師として伝えたいことは?
やはり、生活習慣の見直しについて関心を持っていただきたいです。
ある程度の年齢を重ねてから習慣を直すことは難しいので、一歳でも若いうちから生活習慣を整える癖をつけていただきたいですね。
飲酒、喫煙、偏った食事、運動不足など、日常生活の中に病の元は潜んでいます。お勤めの方であれば、年に一回の健康診断を受けているかと思いますが、自身の既往歴や家族歴も考慮した項目を追加で受けることも検討してみてください。
05患者さんへのメッセージをお願いします。
助松団地診療所では、みなさまに最適な医療をお届けすべく、一人ひとりの患者さんとしっかり向き合いながら日々診療を行っています。
お身体に不調を感じている方は、お気軽にご来院ください。小さな診療所ではありますが、数々の臨床経験と培った知識活かし、病状の早期発見と治療に努めます。
当院での治療が困難であると判断した場合は、速やかに提携先の病院を紹介いたしますのでご安心ください。医院全体であなたの健康をしっかりサポートいたします。